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【右丁】
錦(にしき)のしとねの上なれ共けふはやすからぬ所となりへい
せいくちに叶ひしあぢはひもさながらにがき物となり萬
のくるしみ一どにおこり五体六根心にまかせす身をせめ
心をなやます物となれりされはてきの城をせめとらん
とてはまづ其かまへをせめくづし其後城をのりと□【る?】
かごとく人のあにまのしろとなる色身六根くづるゝ
にしたがつてあにまのたまるよしなくして終にすみ
かをさる□【者?】也かくのやまひもきはまり医師(いし)も
捨(すて)て□【し?】り□【そ?】きぬれはし□【す?】るにせまりはつるにのぞんて
をや□【も?】子もつまもしたしみもさい□【ほ?】う□【も?】めいよも□(いせいも)【位?】
【左丁】
しよじうもけんぞくもくうでんも□う□□□【がくも?】ぞう□【馬?】
もし□ぢや□【う?】も所知(しよち)も所領(しよりやう)も千万のくんびやう□【も?】
みな一時□【に?】うせはてゝわが物ならぬ夢なりと見るへ□【き?】時
いかゞは思ひわきまへんやすでに一そくせつたんにおよ
ひぬればまづまなこはひかりをうしなひしたは物い
い【衍?】はんとするにかなはすおもての色は陰(かげ)のゝ草のみ
どりにひとしくようがむひれいはくにのあかつける
よそほひとなりいまたいきのかよふうちよりはやか
はねをさらすにことならす其時汝か生れし日の母
のくるしみを心むへし