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【右丁】
しさいこちかしとおほゆる一日前より俄にがんしよくかはり
てめをいらゝげいかれる気色にてもんどうするあひ手
の有ことくある時はさはせず又ある時は其分したりそれ
にたひしてこそぜしゆんせし事多年なりしそれ
はそらごと也是はまこと也それによて【注】おほくの涙をな
かし他人につかへし事数多たびなりといひはてには
汝いふ事尤也其にいふべきこと葉なしたゝⅮ(天)御じひ
の源にてましますといひ終らるゝ者也その座にあり□【あ?】ふ
人ゝ□【此?】人□【の?】上にをひて目□【に?】もかゝらぬきうめいのきびし
きやう□【を?】見□【て?】誠にふかきおそれのも□【と?】ひと□【せ?】らるゝもの□【也?】
【【注 「よって」の促音「っ」の無表記】】
【左丁】
然□【る?】に□れ•【朱起】□□【じよ?】あんきりまこなをふかく是を□【お?】とろ□【き?】
あ□□【はれ?】をもよほす也かほど□【ま?】てかんきよ観念を事とし
出家して□【四?】十餘年の間こうをつみ涙のがらさをかうむり
たる人なりといへともさいごのきうめいきびしくかへつて終
には返たうにもおよばれさりし我等にをひてはいかゝあらん
やかの出家山にわけ入りれよばるどゝいふあらきけだも
のに手づからしよくをあたへられしとわれに語る人おほ
かりしかかる善人さへ御きうめいのきびしき事はいふに
及はずあまつさへあにまのらつきよいかん共しらすして
死せられぬといへり是みな•【朱起】じよあんきりまこのこと葉也