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【右丁】
たすけてにて在ます◦✕【✕の上に小丸。以下同様】く□【る?】すをかたげ給ひし時御あとを
したひ申されたる善女人達なきかなしみ申さるゝ□【に?】宣ひし
御こと葉をきかば誠に恐れの題目と知べしさんるうかす
十五にぜるざれんの女人わか上をなく事なかれ只汝等と子
孫の上をなけ其ゆへは胎内(たいない)に子をはらまざる□【女?】と子を
すたてぬにうばうはくわほうなりといふへき時日□【あ?】るべ
し其時は太山にむかつてわが上にくづれかゝれ□【以下欠落】
し又 岡(をか)にむかつては我等をうづといふべし其ゆへ□【以下欠落】
あをみたるきさへ如此なれはかれたる木はいかにと宣□【以下欠落】
□は科おはしまさぬ◦✕さへ人間の科に対してかほど□【の?】【以下欠落】
【左丁】
事ありといふともまつたくそれに□【心?】をゆるす事な□【以下欠落】
民(みん)の上□□らず汝の上のも有べきやとかつてしる□【以下欠落】
ざる儀なり
又爰に人ありてこんひさんの御さづけにをひて 縦(たと)ひあ□□□
とい□【ふ?】あさき後悔をもつといふ共ふかき後悔のあたいとなる
へければせめて我等が 臨終(りんじう)の時此あちりさんにはをよふへ
けれはこんひさんの御くりきを以てたすかるへしと思ふといふ
へし爰にをひてよくきけこんひさんの御くりきに付てかしきを
うくる下地となるあちりさんの上にも其しなおほき者也然に
何かふかき後悔のあたひとなるべきぞといふ事は只其が□【ら?】さを
現代語訳
【右丁】
救い主でいらっしゃる十字架を担がれた時、その御跡を慕い申し上げた善良な女性たちが泣き悲しんでいるのに対して仰った御言葉を聞けば、まことに恐るべき教えと知るべきである。ルカによる福音書23章15節で、エルサレムの女性たちに「わが身の上を泣くことはない。ただ汝らと子孫の上を泣け。その理由は、胎内に子を宿さない女と子を産まない乳房は幸いであると言うべき時が来るからである。その時は山に向かって『わが上に崩れかかれ』と言い、また丘に向かっては『我らを埋めよ』と言うべきである。その理由は、青々とした木でさえこのようであれば、枯れた木はいかがであろうか」と仰った。罪のない方でさえ人間の罪に対してこれほどの...
【左丁】
ことがあるといっても、まったくそれに心を許すことはない...民の上ばかりでなく汝の上にも有るであろうかと、かつて知られざることである。
また、ここに人があって告解の秘跡において、たとえ浅い後悔を持つといっても深い後悔の価値となるであろうから、せめて我らの臨終の時にこの痛悔に及ぶであろうから、告解の恵みによって救われるであろうと思うと言うべきである。ここにおいてよく聞け、告解の恵みについて、恵みを受ける基盤となる痛悔の上にも、その種類は多いものである。しかし何が深い後悔の価値となるであろうかということは、ただその恵みを...