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【右丁】
あゝ其時にあたつてかひなきわが身のまよひと
天狗のはかり事をわきまへさひえんしやと云経の
五に見えたることくさてもくわほうつたなきわれら
まことのみちにもまよひ御主の御光りはわれにかゝや
かずあくぎやくのみちにつかれけはしきみちにほださ
れ御主をしる事なしといふへし此分悪人はつねに
かなしむへしといへ共其時の後悔はさきにたゝず
これらのことはりをよく〳〵しあんせば善をもとむる
なかたちとなるへしかるがゆへにさんぎりぞうす□【と?】も
これをすゝめ給ひていはく人ゝのあに□【ま?】をⅮ(天)の御 堂(だ□)
【左丁】
となし給はん為に今より萬民(はんみ□)◦✕(□□□と)の御前□【に?】いで□【心?】身
もちの□かんぢやうをとげ奉るべきおそれの日をお
もひだせ然るに御あるしの御ぜん□【ご?】さゆうにもろ
〳〵のあ□【ん?】じよをひきぐししやうじの人をたゞし
給はん為にあまくだり給はん時其おそろしきらく
ぢやくの御こと葉をいま爰にきくとくはんぜよある人は
ほかのやみに捨(すて)られある人は一期の間のびるぜんの
のしんくを忍びつれ共よのあくじによて【注】天のもん
よりおひ出され或人は【右に小文字】ちりあくたのごとく火にくべられ又
はこんしえんしやのむしにくらはれ終りなきくる
【注 「よって」の促音「っ」の無表記】