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【右丁】
して一ツの事をとふへしそれと云はしんらうの□【時?】は誰と共
にかよろこひあやうき時は誰にか頼みをかけやまひの
時は何たる人のれうぢをうけめいわくの時はいかなる人
のいけんをこひようある時は誰ひとのかうりよくをうけん
とかするそ誰をともとし誰と共にかたらんやそうして
一しやうの難儀(なんぎ)しんくはⅮ(天)の御手をはなれて何となる
へきとか思ふやあにまをはなれたる色身は命をた
もつ事叶はすあにまは色身の命なるごとくⅮ(天)をはな
れ奉りてあにまの命をもたもつ事なし然るにいきた
る頼もしきは一命の為のいかりなれは此いかりなくして誰か
【左丁】
現在のくかいをたやすく渡らんとは思ふやまことの頼もし
きはやじりをふせぐたて也誰かまん〳〵たるてきの中に此
たてをもたずしてなからふる事かなふべきや一切の人間
せんぞよりうけつゞく罪(つみ)を以てやせおとろへたるびやう
ごをたすくるつえと云は是也此つえをつかずして道を
行事叶ふへからす右条ゝのことはりを以てしんじつ
頼もしきのとくふかき事をよくかんべんすへき者也
第七《割書:善人と云は悪人のわきまへざる浅間敷(あさましき)やつこ|の進退(しんだい)をのかれてしんしつのじゆうをたの|しみ給ふ事是善にちなむ七番めの□【徳?】儀の事》