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【右丁】
あらす罪(つみ)を以てそこねたる人の色身の□【望?】みをさ
しての儀也是則もろ〳〵のじやらくの望みをしやう
する罪(つみ)のこんげんあくのすゝめてとなりわれらにてきを
なすよたうのつかい道具(だうぐ)ともなる也かるがゆへにさんはし
りよわれらよこしまなるのぞみは天狗のきうせんの
第一のひやうぐぞと宣ふ也それをいかにと云に罪(つみ)の執(しう)
心(しん)ふかき時はかつてじやしやうをわきまへす身ののぞみ
にしやうげある事をきらひ萬事をなけうちⅮ(天)の御 掟(をきて)
をもかへりみすしてたやすくそむき□□□【奉るが?】ゆえに諸□
あくのこんげんなる事あきらか也かくのごとく悪人は
【左丁】
□□□□□□□□□□あもすほろへたを□【以?】てわれ
それをはなれさらん時はかれらか身体ふびんなるべしと
見えたりすべて行儀をあらためかぬるいはれといふは罪を□【以?】
てあにまは善のつとめによはりゆく故也たとへば酒にすを
まじへこのみに虫の付たるを以てそれ〳〵のあたとなるごとく
あにまの第一のてきと云は罪を以て善作によはりゆく也
其故は分別はくらくなりをんたあてはよはくなりのぞみは
みたれ自由(じゆう)の力もよはくなるか故にまつたく我身を進(しん)
退(だい)し治(ぢ)むる事叶(かな)はすさりな□【が?】らあにまの自由(ちゆう)をうしな
□【ひ?】はてたるにはあらずたゝ□□【あに?】まの精力(せいりき)は善を行(□この)ふ為