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【右丁】
かかはらすして科のきづなにからめられさるやうにとⅮ(天)を頼
み奉るへき事 専(せん)【左に「もつはら」の振り仮名】なり
されはあく人のやつの進退に引替善人達のたもち
給ふ心のじゆうと云はわか身ののぞみを心のまゝにしたがへ身
のげだつを得給ふ事也惣して御たすけての御出世□【と?】申は
我等をすくはせわれつたなきやつこの進退(しんだい)よりときゆる
し給はんか為なれば也忝も御身を真のさゝけ物としてく
るすの上にしゝ給ひもとめ給ふじゆんたくなる□【が?】らさを以てわ
れらをときゆるし給ふ者也これをさして•【朱起】さんはうろ我等が
ふるき人ははや◦✕ともにくるすに□【か?】ゝりた□□【りと?】宣ふ也ふるき
【左丁】
人とは元祖の科によて【注】みだれたる色身の望みの事也是
に対してとゝのへ給ふ御はしよんの御くどくくわう大なる
御たむけを以てかの色身の望みをしたかへ足の下にふみ
つけ給ひたつしたるつくのひとなし給ひ以前はかれより
われらをくるすにかけたるといへとも今又かれをくるすにかけ
以前かれかやつことなりしかども今ははやかれをやつこ
となし返すからさをあたへ給ふ者也これをさして•【朱起】いさいや
す以前のからめてをからめ返しせはめし者をしたがゆべし
とのみらいきをとげ給ふ者也されは右よりあらはすごとく
からさをうけたる以前は色身の望みよりあにまをひだうに
【注 「よって」の促音「っ」の無表記】