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【右丁】
給ひてわれらが身の悪にかたむく望みはみたりなる主人
そと宣ひあげくにはそれをなげき給ひてあゝ果報つ
たなきわれかな此しするの色身より誰かわれをのがすべ
こそと又則みづからこたへ給ひて◦✕の御くりきよりうけ
奉るⅮ(天)のからさを以てと宣ふ也是 終(つい)にしすべき色身(しきしん)を
さして宣ふにあらずべつのしよじやくにも見ゆるごとく
科の身とよひ給ふあくにかたむく我等かみだりなる色身の
六根よりゑだとなる諸ゝのじやらくの望みをこりて衆悪(しゆあく)に
かたむかする者也かるか故に•【朱起】さんはうろ◦✕の御くりきを以てう
け奉るからさはしするの色身よりのがし給ふと宣ふ也
【左丁】
今一ツのじゆうの出所と云は右にあらはす善人達のうけ給ふ
あにまのふかくはなは□【だ?】しきくはんぎの事也是を以てとん
よくののどかはきをやむるのみならすしつかい身のよこしま
なるのぞみをたやすく払(はら)いすつる者也此さいはひある水上(みなかみ)
をみつけ奉りてより則 自余(じよ)のかうじはきえはつる者也こ
れをさして•【朱起】さんしよあん四ツに御主さまりたなの女に宣は
くわれあたふへき水をのむ者は二たびのどかはく事有べ
からすとされば此水とはからさをさし給ひての義也是に付て
•【朱起】さんげれごうりよ天の寿命のかんろを心みたらん人は色
身にちやくしたる大切と進退したる程の事を残りなく