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【右丁】
捨(すて)てなをもとめんとおもふよこしまなる望みをなげう□【ち?】天の
事には心をもえたゝせ世界の望みをことごとくいとひて以前
うつくししと思ひし事をは今は見にくゝ見なす者也是がら
さの玉の光りあにまにかゝやけは也と宣へり此かんろとなる
天の水は我等か心のうつわ物にいりみちあにまのかつを
けし給ふゆへにかつて現世のかうじにきかつなくそれに
執着(しうぢやく)の望みなけれはめしうとゝなるべきほだしもなしかるか
ゆへに現世のみもなきかうじのきづなよりまぬかるゝ者也又【右に小文字】是
萬事にてまします御主にむつび奉る心ははんじの主人と
な□□□【れは也?】是則此一徳に萬の吉事こもるゆへ也
【左丁】
□□の両儀(りやうぎ)則 真実(しんじつ)のじゆうを得るたよりとなり給ふ御 恩(をん)也
しかのみならす善人達は色身をあにまにしたかわせ同く色
体の望みを道理にしたかへ給はんと心をつくし給ふ事善
ゑんのふかきたよりなれは也色身ののぞみは次第にをとろ
へ善行になれむつひ以前あくにかたむきたるたけき心は
うせはつる者也•【朱起】さんぎりぞうすともの宣ふことくたけき
けだ物さへ時をへては人になるゝを以ておのれと□【以下欠落】
けき心をやはらけ人にまじはり無事をもつ□【者?】也□【以下欠落】
色身の望みを道理にしたかへ□□【なる?】ゝを□【以?】て□【以下欠落】
ぬ所作をなし悦ひとする事あ□【き?】らか□【以下欠落】