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【右丁】
□き市場(いちば)めいわくのなんろでいとの 深沼(しんでい)【泥の誤記?】やみをこめた
□ろうない山ぞくの中途(ちうと)苦海(くかい)の 逆浪(きやくらう)なりと□【尚?】以て云く
むなしくあれた畠地(はたち)荊棘(けいきよく)の 藪(やぶ)毒蛇(どくじや)の草むら実も
なき花 園(その)涙の 池水(ちすい)しんらうのいづみ熱気(ねつき)の□(きやう)【狂?】乱(らん)に
ひとしき者也と何れか世界の事 毎(ごと)にいつわりなしといふ
事あらんや□【わ?】さはひはみな以て 常住(じやうぢう)不退(ふたい)なりむくどく
□□【しん?】らう落□【着?】なき□□【あん?】ど□□□き恐れむなしき涙
相違(さうい)するたくみむ□□の□□□□【頼敷いつ?】はりたる□【悦?】び□(そう)【惣?】じて
かなしみのみ其 実(まこと)をあらはす者也かるかゆ□【以下欠落】
へる□【の?】に□【こ?】となる事なしいん□【へ?】るのは罪(つみ)□【の?】□【以下欠落】
【左丁】
く□【るし?】み□罪(つみ)より外□【にな?】きごとく世界も又此二ツを□う□
む□【す?】る者也現世にてあきなふ所のりじ□【ゆ?】□□□□【をなす?】実□
いふは是也まさに罪のつくのひをおもく□□【する?】世界なるが
ゆへにいんへるのといふにちかゝらずや是をさ□【し?】てさんべる
なるど現世ははらいぞの頼みなきにをひてはいんへるのと云
にちかしと宣へり
§四《割書:現在にはしんじつのあんらくいふ事なし|たゞⅮ(天)のみにそなはり給ふといふ事》
◦【朱記】右にあらはすごとく世界の栄花は皆以てはかなき事あ
□【き?】らか也されは真実のたのしみによいまんぞくのきはめ