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【右丁】
といふはⅮ(天)にのみ見つけ奉るといふ事をよくわきまへたら
むにはふかくうき世のまうしうにほださるゝ事あるべから
ず故にひいですをふまへとして真のによい満足(まんそく)を大方あら
はすべき者也惣じてもろ〳〵の御作の物を見るに 生得(しやうとく)の
道に応(わう)じてそれ〳〵のきはめにいたらざれは其ふそくある
か故につねにやむ隙(ひま)なくして更にあんどする事なし然る
に今人のきはめとするは何事ぞといへは則まことのⅮ(天)にて在
ます也Ⅾ(天)は人の 本源(ほんげん)又きはめにて在ませば只□一体のⅮ(天)の
み人のくわほうのきはめにて在ます也され□□□□□□き奉
□【り?】て□に□【人?】のきはめとい□【ふ?】事な□【き?】者也たとへはさやは刀の為
【左丁】
なり□□□□は手の為□□□【なるか?】故にかつてよの役に立ざ□【る?】かご□【と?】
く人はⅮ(天)の御為に作り□【給?】へば其きはめにい□□□んはかつ□【て?】
あんとの思ひにぢうするといふ事なしⅮ(天)に至り□【奉?】る時は萬事
の上にやすみⅮ(天)に至り奉らざれば誠にふによいひん□う也
されは天下の主といふとも人のあひ手の極めにて在ます
Ⅾ(天)御一体の外にはによい満足といふ事あるべからずふるたるこ
のきろくに見ゆるごとくあるぶししだいに身を立(たつ)てくはんいを
きはめ終(つい)に国王の位となり久しき所願(しよぐはん)をかなゆるといへども
なをあきたる心なくしてなけきていわくわれあるほどの位をへ
のほり終(つい)にていゐをふまへといへどもなを満足の心なしと是