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【右丁】
も□□もにまるちりよのかふりをうけ給ふ者也爰□【以下欠落】
善人たちいかはかり科を憎(にく)み給ふぞといふ事をわきまへ
よ或は其身をはだかにしてけいきよくの中にふしまろひ
或は雪の上にふしてよこしまなるのそみのほのをゝさまし
給ふもあり此等の鏡おほしといへとも略(りやく)して爰にのせず
如此修行の極めに至らんとする人は心をけんごにかまへ科に
落まじき定めふかくⅮ(天)の御内せうにかなひ奉らん事をば
世上のたからよりもおもくしていかなるさまたげありといふ共
何ぞ大徳をかろくし小利(せうり)をむさぼる事あらんやとかたくお
もひ定め給ふ者也是を一 期(ご)の行儀の目あていしすゑとして
【左丁】
へいせいのをらしよにも 専(もつはら)是をこひ奉りあるひはこんひさん
ゑうかりすちやの御さづけをも是に対してうけ奉り或はあ
にまの 徳(とく)となる経をよみ談儀(だんき)観念に付ても是をふまへ
とすべき者也万ざうのおさまるを見ても此定めをだうじと
して諸の御恩の 極(きは)めにて 在(まし)ます御主の御ばしよんを以
てふかく其徳をとるへき者也汝の心の定めのふかさ浅さ
によて善のきやうちうをもはかり知べしたとへば大なるか
なくぎをうち入る為には只一たひかなづちを下す計にては
たつせずしけくつよくうつを以てたつするごとくかる〴〵と
定め□【た?】る心は極(きはま)りたる善の位に至るべからず日ゝに□【以下欠落】