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【右丁】
ため徳をもとむる経をよみをらしよを申観念す□【以下欠落】
初□【め?】として萬事に付てⅮ(天)の御大切をいやましにかさね科を
いとひ憎(にく)むへき事専也科を憎む心のふかさに 随(したがつ)てⅮ(天)
の御大切もかさなり善にさかふへき事うたかひなし
然に此科を憎む心のけんごならん為に今一ツの心得あり
天地初りてこのかた世界にあるほどのくるしみといんへるのゝく
るしみを一方のはかりにかけ今一方にはもるたる科一ツをかくる
にをひてはあるほどのくるしみは一両にして一ツもるたる科
は千きんなるへしさるがゆへにいんへるのゝくるしみよりもなを
科をふくむへき者也然るに此世界のくらやみふかきが故に
【左丁】
世上の人は是をしる事なしたとへはまうもくは太山をも見□【る?】
事叶はず死人はふかき疵をもいとはざるがごとしかるがゆへに
しよあくをたいらげん為には別してちゑのまなこをあきら
むる事かんよう也此 智眼(ちがん)【左に「ちゑまなこ」の振り仮名】を以て汝がのぞむ處(ところ)の科より
出る様ゝのあしき事あやうき事其外のそんしつをわ□【き?】
まふるにをひてはかほとあにまの大どくとなる科をしりぞ
け是をふかく恐れずといふ事有べからずされば右にやく
たくせし善の理りを爰にあらはすべし□【と?】いへとも先其初め
に善にてきたふ科をきらふべきこ□【と?】はりと科をしり□【ぞ?】
くる□【た?】より□なるあまたの道をおしゆべしそれを□【以下欠落】