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【右丁】
しにあくの 根元(こんげん)となる七ツの科をきりはらへは諸悪こと□【以下欠落】
かれはつる者也ゆへをいかんとなればさんとます宣ふことく
諸悪の根元と云はみだりに我が身を思□過す大切也されは
何れの 悪縁(あくゑん)といふも此みだりなる大切にひかれて皆身の
ゑこを尋るよりをこる者也さんじよわん御こと葉のごとく□
みたりなる大切を根元(こんげん)として三ツの枝となるにくの望み□
なこのよく世間のまんき生する者也にくの望みとは好色(こうしよく)の事
也まなこの望みとはとんよくの事也世間のまんきとはめい
よ外聞(くはいぶん)の事也又にくの望みより三ツの悪生する也一ツ
はじやゐん二ツにはをんじき三ツにはふしやう是也残り二ツ□
【左丁】
いかりとしつと也此二ツの悪右の五ツにくみする者也爰を以て
身ののぞみにてきたふ事あるにをひてはたちまちいかり
をおこす也又身の望みを達せずして他人のののぞみのたつ
するを見る時はしつとの心をこる者也如此右三ツの悪の 根(ね)より
て悪生するかゆへに是をほろほしうしなふにをひては諸□
もともにめつすべき者也
此七ツの悪の第一なるまんきみだりに人にこえんと望む事
善人達是を諸悪の母 諸罪(しよさい)の后とよび給ふ也此ゆへに□
びやすといへる善人御子に対してあまたのけうけをし□
し中□【に?】汝の一念一言に至るまでけうまんを元(もと)とする□