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【右丁】
には是を指(さし)てさんじよぶⅮ(天)はざい人をゆるし給はずと云
事をわれよくしるがゆへになすほどの事に恐れ奉ると
宣ふなり
§一慢気に対する今二ツのれうけんの事
◦【朱起】さればわか身を見しる事は謙(へりくたり)のいしずゑなるごとく慢(まん)
気(き)を科のかしらといふ事はわが身を見しらぬゆへ也それに
よて真実(しんじつ)に 謙(へりくだ)りをのそむべき人はまづよく我身を見し
る事をなげくべし心の 闇(やみ)をはらひてよく我身を□ん
するにをひて□こつにくののぞみのしたゞりいま□【た?】□□ず
□【お?】ほくのまよひにまとはれゆへなき恐れにからめられあ
【左丁】
□【ま?】たの 取(とり)みだれにつなかれて科にをちやすく□【善?】に□
至りがたく我身ひいきして千萬あやまりお□□事
を見付へし如此ある時は汝いかでか 謙【振り仮名「へりくだ」?】る心を□【も?】たざ□【ら?】ん
や 才漢(さいかん)にに【衍?】汝が上をかへりみるにをひては一ツとしてまん
すべき謂(いは)れなしと心得へし誠に人によて謙る心を
持といへども又身の上に他人よりもすぐれたる事あれは
たちまちまんきにあがる者也事に 随(したが)ひ人によて他(た)に
すぐれたる事ありといふともよく〳〵その身を見しるにを
ひては他人よりなをおとる事おほかるべし然に汝人
にすくれてをんじきをひかへしんらうをしのぐ事あ□□□