← 前のページ
ページ 51 / 191
次のページ →
翻刻
【右丁】
道となるあまたの望みにほださるゝなりと宣へり此御こと
ばにまさりて誰(たれ)かよくとんよくの罪ふかき事をあらはす
へきとんよくのきづなにからめられたるともがらは誠にしよ
あくのやつこなる事あきらか也汝にとんよくのまう念
をこり来るにをひては左(ひだり)にしるす處処のくわんぎやうを以て
ふせけ
一我等か御主御出世の時汝がのぞむ福有を少も御もちひな
きのみならずかへつてひんを御大切にさせられ御身も又□(きさき)の
はらにもやどり給はずひん女にて□【在?】ますひるぜ□【ん?】□【以下欠落】
□【ま?】りやの御胎にて人となり□【給?】ふ者也□【以下欠落】
【左丁】
□も玉の床にても生れ□【給?】はず牛馬のやどるあばら屋
□【に?】天草のむしろに玉体をやす□【め?】給ひ馬船の中を御
座とさせられ御在世の間はひん□【を?】極め給ひざいほう□【を?】いや
しめ給ひみことのりを四海にひ□【ろ?】め給ふべきあほすとろ
にも貴人高位の人をもゑらひ給はずれうすなどりをし
はざとし給ひし人ゝをめし出さるゝ者也天地の御主にて
在ますⅮ(天)かほどひんせんに在ましたる事をぞんじながら虫
けらにもをとりたる身を持ながら何とてふつきをのぞむぞ
二汝が心のつたなさをくわんぜよあにまは天地にもすくれて
なをあたひ高くⅮ(天)の御うつしに作られ奉り御ちを以□【て?】