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【右丁】
さまの道をひとしくたのしむ事叶ふべから□【ず?】汝世界の
栄花にさかふるほどいよ〳〵果報つたなき身となる者也
其故ははかなくむなしき事に頼みをかくるいんゑんおほく
なればなりさてもわずかなるたのしみより 出(いづ)るわざはひの
おほき事を深(ふか)く弁(わきま)へたらんにはあゝざいほうを持て悦(よろこ)ぶ
よりももとめんとなげくくるしみはなを深きことをしるべし
其故はむな□□【しき?】悦ひを以てはあにまを□り□【真?】のぶじと安(あん)
閑(かん)を□【うし?】なひ天狗のわなにけられ科のあみにこめられ
□□いのふちにしづ□【む?】者也如此とんよ□□【くの?】もとめはしん
らう□【重ね?】□□□て叶□【以下欠落】
【左丁】
なし□【又?】そ□【れ?】□□□【をうし?】なふ痛(いたみ)□□□□□者□【也?】かなしき
□□□【と?】んよくのくはへ□Ⅾ(天)を背(そむ)き奉らすし□□むる事 稀(まれ)也
四いか□【ほ?】と持重ぬるといへ共猶あきたる事ある□【ま?】じき財(たから)につ
ねに心をか□□【らめ?】られ其なやみにこりざる事く□ん第一の者
也と観念せよたとへは渇(かはき)の病にをかさるゝ者はのむほと猶
かはきのやまざることくとんよくにをかさるゝともからも世界に
心をめくらし草臥(くたび)るゝといへ共たつせずのむほどかつし望む
ほどなをあきたらずしていやが上に 求(もと)めんとなけき持たる事
をば物の数ともせすして持たる物をたのしむよりも求め
得たる事をなをくるしむ者也さんとあぐすちい□□【によ?】是を驚(おどろ)き