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【右丁】
はざるにをひては他のをひ物をたいする事ある□【べ?】からすひつき
やう世界のをひ物といふは我等がみだりなるのぞみよりをこ
る者也かるがゆへに此のぞみをよく【右に小文字】おさむるにをひては大なる知行(ちぎやう)
にもまさるべき者也あぼすとろ宣ふごとく善心を初とし
てⅮ(天)より与(あた)へ給ふめん〳〵の位をたんぬとする事をしんじ
つ以上の宝(たから)とせよとⅮ(天)より定め給ふふんざいよりも過分の
位をのぞむ事なかれ然らはつねにぶじあ□【る?】べしさかいを
こえんとするかゆへにいつも心を動(うごか)しぶじ□【に?】住( う)する事なし
ゆへを如何にといふにⅮ(天)の御内せうにそむ□□なす事□終(つい)
に成就(じやうじう)する事あるべからず
【左丁】
事こそ本意なるへけれよく見よ他人の善にのぼる替(かは)り
として汝は悪の道にしつまんとする事浅間敷事にあら
ずや善をもとむる事こそ叶はすともせめて大切をもて
他人の善を悦ぶにをひては◦我□□【右に小文字】□□る善をもとめしんらうな
□【く?】して他人のなけきより徳を取へき道也しつとの科□【と?】
云は其身をなやましむねをこがし分別をつからかし心の
あんかんをああまたげあにまのあんらくをほろほす也木より
生ずるむしは木をくらふごとく心より生ずるしつとは則
心をくるしめたましゐをなやます者也されはしつとの
科の罰(ばつ)のあたへ手といふも又しつと也其ゆへはしつとのお