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【右丁】
もひつねに汝をせむればなり
又御大切の源(みなもと)にて在ますⅮ(天)に対し奉りて向(むか)ふ所の科
といふは是也と心得よ其故はⅮ(天)ふかくこのみ給ふ善事をほ
ろほす事をなせば也Ⅾ(天)御作なされたすけ度おほしめさ
るゝ人の善徳をねたみ他の福禄(ふくろく)以下ををそねむ事は汝が
□はさるのそみを以てひとへにⅮ(天)のはからひ給ふ道をとがめく
づさんとする心也かゝるどく□□【物を?】うしなはんとのぞむにをひ
てはしつとの母となるまんきを一番に退治(たいぢ)してへりくだ
りの心を生ぜよけうまんなるともがらは人のわれにまさ
りかたをならへんとするをきらひもし人われにまさる事有
【左丁】
時は身のをとりたる事をこらへずしてしつとの思ひたち
まちに生する者也さんへいとろ是をいさめ給ひて世界の
ほまれをのそみたかひにねたみ嫌(きら)ふ事なかれと宣ふ也
是別にあらずしつとの根(ね)となるいせいくらいのなけきを
□りたちゑだとなるしつとの心をからせとおしへ給ふ儀也
かるがゆへに汝みたりに世界のたからを執心(しうしん)する事なかれ
たゝあにまの善事と天の御 家督(かがう)をのみ大切におもへ此御
たからをうけたもつ人多しといへとも更にへる事なしか
へつてうけ手のおほき程なをいやましに重なる者也世界
の好事は是にことなり持人おほけれは又めつする者也