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【右丁】
されば他人の善徳をかなしむましき事はいふに及はず
かへつて力の及ふほと他の合力となり及はざらん処は
Ⅾ(天)を頼み奉れ誰とても少もにくしとおもふ事なかれたゞ
をしなへてⅮ(天)に対し奉りててきをもみかたをも大切にお
もふべき事也Ⅾ(天)は御てきとなり奉る汝をもふかく御大切に
□【お?】ほしめしかへつて汝をてきよりのかし給はん為に御命を
すて給ふにあらずや他人は縦(たと)ひ□【悪?】人なりといふともにくむ
へきいはれなしいしやはやまひをきらへとも病者をはいた
はり大切にするごとくにせよ人のしわさとなる悪をはにく
みⅮ(天)の御作なる人をにくむ事なかれ汝其人をしらずかかはら□【ず?】【左に小文字】
【左丁】
恩をうけすしたしみにもあらずかへつてわれにてきをな
す人なりといふ事なかれこゝにをひて見よ汝はⅮ(天)より
人となし給ひむへんくわう大の御恩をあたへ給ふ事いか
なるくりきゆへと思ふや是ほ□【と?】かきりなき御恩を何を
□【も?】てかほうし奉るへきとはおもふそ御主の御上に萬事御ふ
じやうと申事なけれは別に汝よりのぞみ給ふ事なし只
他【右上に小文字】人の上を大切に思ひそれに合力をなせと汝にあてかひ
給ふと心得よ
第十四ふしやうに対するれうけんの事
◦【朱起】此科は善作にぬるくおこたり善にすゝむ心もなくかへつて