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【右丁】
たいくつしうれへをいだく者也此悪のあやうき事は御主の
御こと葉を以てしるへしよきみのならざるきはきりて火にく
へらるべしと宣へり又此悪に向ふ善にすゝむ心をおしへ
給ひていねずしてまなこをひらきおらしよをせよ其故は
いつよばるべき事をしらざればと宣ふ也汝此あくより
心を引るゝにをひては左にあらはすべき修行を以てふせげ
一ツには御主◦✕御誕生の初め□【よ?】りほうぎよのみきりまて
汝に対していかほとの御しん□【ら?】うをしのぎ給ふぞといふ事
をくはんせよ誠に国より国にうつり給ひ尊き御おしへを
ひろめ給ふ者也ある時は病者をなをし給ひある時は終夜(しうや)
【左丁】
をらしよをなされ其外我等かたすかりの為に道をとゝのへ
給ふ事より外はなし分て御はしよんの時至りて数ゝ
の御しんらうをうけ給ひ御力のつきはて給ふ上におもき
くるすをかたけ給ひて山にのほり給ふ事をくはんねんせよ
さてもはかりなき御いくわうをかゝやかし給ふ御主にて在ま
すといへとも汝をたすけ給はんか為にかほど御しんくをしの
き給へばいかでか汝たすかりの為にしんらうを忍ふまじ
きや汝が科をゆるし給はん為に御にうわに在ます御主は
大なる御しんくをしのき給ふにいかでか汝科の御ゆるしを
うけ奉りへき為に少のしんらうをすまじきとは思ふや