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【右丁】
時をむなしく過すにをひては以後は二□がら得る事有べか
らす是又おほくの人の□に日ゝにあ□【ら?】はるゝ事也其故は
一命の隙はみしかく善根のしやうけはおほき者也爰を
以て善根のよき便(たより)をむなしく過す事なかれ一命の
日はくれやすくしてふたゝびとり返す事叶はすしする
□【の?】夜陰(やゐん)来らん事尤ちかゝるへし
四ツ汝が大きにおもき科のつくのひきびしき行力(ぎやうりき)善
根のもよおほしかんよう也と分□【別?】せよ•【朱起】あほすとろなんぺい
とろは御主をあらがひ給ひし科をゆるされ給ふといへ共
後悔の涙はしやうがいの間留まり給ふ事なしまりやまた
【左丁】
れなは御主◦✕より汝が科をゆるされたりと宣ふ事かんろの
御こと葉をきゝ給ふといへ共御さいこまで其ふるきあくを
かなしみ給ふ者也されはいくたりの人か汝のをかしたる
科よりも浅(あさ)き科に対して身 終(を□)るまで行体(ぎやうたい)にをこたり給(たま)
□□【はさ?】る事を見よ汝は日ゝに科に科を重ねてそれを
報(ほう)する為に肝要(かんよう)なるしんらうをいかてかなし難しとは
思ふや今はからさ御しひの時節なれば行力(ぎやうりき)善根(せんごん)の実(み)
を生じ現在の辛苦(しんく)を以てみらいのくげんをのがれんと
なげゝ我等か所作のくらうはかろしといへ共からさを以てな
すにをひては其くとく大きなる事也かるがゆへにしん