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【右丁】
なりされは我等かかしらにて在ます御主◦✕をしたひ奉
らんと思はゝ力のおよふほとさいこまでしんらうにとゝけ御
返報も又はつる事あるましければくたひるゝ事なくく
るすをかたげ◦✕をしたひ奉る事にをこたらされ万里の
かいろをしのぎ来てみなとにちかくなりても船をそんじぬれは万里の
しんらうはむそくとなるぞ
右のたゝかひにうんをひらく事かたしと思ひて心をよは
らす事なかれ其ゆへはたゝかへと御下知なさるゝⅮ(天)はうんを
ひらく力をもあたへ給ふ者也汝がたゝかひを御覧んなされお
くるゝ時はすゝませ給ふべしせうりを得るにをひては其御返ほ
うあるべき者也汝がしんらうしきりに身をくるしむるにを
【左丁】
ひては此れうけんをなすへしそれといふは善をつとむるく
るしみを悪のよろこびにひする事なかれ只科をおかして
後痛みかなしむ心にくらべよ又□【わ?】ずかなる悪の悦びにくら
べてみらいの終なきけらくをくはんせよ然らは悪を作る
道と善をつとむる道ははるかにまことなる事をしるべし一たび
せうりを得たるとて心をゆるす事なかれあるかくしやのいへる
ごとくせうりを得るを以てゆだんする事なかれかへつて用心
きびしくして【右に小文字】二たびたゝかひのばに出るがごとくすべしと大海に
波の立ぬ事なきがごとく現世にて天狗のしやうげやむ
時なし善を初むる人には取分さまたげおほき者也 即(すなはち)