翻刻
【右丁】
✙きやとへかとる 巻の二
第一 篇(へん)爰に悪人善にすゝまさるかこつけをいひ
くすしてもつはら善道にすゝむへき理を記す事
【左丁】
第一 《割書:あくをしりそけ善にすゝむへき事をさし|のぶるともからに対するこたへの事》
◦【朱記】されは上巻のをしへを以て大方人の心に善のつとめ
をなすへき道理をわきまふへしといへともなをも悪人の
ごつしやうふかきが故によこしまをのみ事とし善の道を
かすめてむりを道理とする者也是をさしてさらもんち
ゐんと中をたかはんとする人はつねに其かこつけを尋ると
其ごとく悪人は■を遠ざかり奉る為にめん〳〵の心にか
こつけを尋ずといふ事なし人によりては善のつとめを
後としさいごまでのへんと思ふもありある人善の道は