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【右丁】
身を尋ね高(かう)上なる善の修行をするにもわか身のゑこを本
とすれはなり
二他人にましはる時徳となりてさまたげにならさる道をしる
事も又けんりよ也其為にかしこくめん〳〵の生れ付と其形 (かた)
儀(き)を心えて相応(そうわう)の道よりそれ〳〵に随(したが)ひて導(みちび)く事 専 (せん)也
三他の悪癖(あくへき)をこらへ時ゝ見ぬふりをなし又時に随ひ其
疵(きす)ををこつずひよりなをさんとせざる事も又ふるてんしや
と云けんりよ也其□【故?】は人の上にはあまたの□【ふ?】そくなく
してかなはざれは□【也?】•【朱起】□□【あり?】すとうてれのいはくち□【し?】やは□【萬?】
□【事?】に付て同し□【こ?】□□□□□□を尋□【ず?】と是事によて【注】
【注 「よって」の促音「っ」の無表記】
【左丁】
めやすく事によて【注】□□□□□□□□あり□【萬?】事に付て□【以下欠落】
そくなくあまり正し□【く?】す□【み?】やかならんとする□【事?】又 賢慮(けん よ)に□【は?】
つれたる道也其故は事に□【よ?】りてはかなひ事によりては叶
はさる事ありもし叶はざる事をしゐてなさんとほつせ□【ば?】
徳とはならすしてかへつてあたとなるへし
四此善はよくわか身を見しりわれにあるほどの事を達(たつ)して
分別する者也たつして見しるといふは何たる事にかたむき
何事をすきこのみいかなるくせをもち智恵(ちえ)分別のせいだく
と善のうむをわきまふる事也是をもてみたりにしまんをお
こさず又わかあにまより追(をひ)出すへきてきを見しり心をつ
【注 「よって」の促音「っ」の無表記】