← 前のページ
ページ 169 / 202
次のページ →
翻刻
師 へにてんしやのさからめんと也是即ば
うちずもをさづかりて以後あにまのや
まひとなる科をなをさるゝすひりつある
のらうやく也
弟 へにてんしやはいくつにきはまるや
師 三にきはまる也一にはこんちりさんとて心
中のこうくはい也二にはこんひさんとてこ
とばにてさんげする事也三にはさしち
はさんとて所作をもて科をくりをするこ
と也
弟 真実のこんちりさんをば何と様に持べ
きぞ
師 でうすに対し奉りてをかしたる科を真
実にくい悲み時分をもてこんひさんを申
現代語訳
師:ペニテンシアの秘跡である。これはすなわち洗礼を授かって以後、魂の病となる罪を治すスピリトゥス・アウレウスの良薬である。
弟子:ペニテンシアはいくつに分かれますか。
師:三つに分かれる。一つにはコントリサンといって心中の後悔である。二つにはコンフィサンといって言葉にて懺悔することである。三つにはサチスファサンといって所作をもって罪を償うことである。
弟子:真実のコントリサンをばどのように持つべきでしょうか。
師:デウスに対し奉って犯した罪を真実に悔い悲しみ、時分をもってコンフィサンを申し
英語訳
Master: It is the sacrament of Penitence. This is the golden spiritual medicine that heals the sins that become diseases of the soul after receiving baptism.
Disciple: Into how many parts is Penitence divided?
Master: It is divided into three parts. First is Contrition, which is repentance in one's heart. Second is Confession, which is to confess with words. Third is Satisfaction, which is to make amends for sins through actions.
Disciple: How should one maintain true Contrition?
Master: One should truly regret and grieve for sins committed against God, and make Confession at the appropriate time...