キリシタン関連史料を翻刻

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Barb.or.153.pt.A - 翻刻

Barb.or.153.pt.A - ページ 68

ページ: 68

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弟 第四のヶ条には何事をこひ奉るべきや 師 日々の御やしなひを今日もあたへたび   給へとの事也此心はあにまの為に日々   の御やしなひをあたへ給へとこひ奉る也   是即貴き☩ゑうかりすちあのさから   めんとゝがらさ善すびりつあるどんゑす   などの事也又色身のそくさいと命をつ   くべき為にいるほどの事をあたへたまへ   とこひ奉る儀也 弟 第五のヶ条には何事をこひ奉るべきぞ 師 我等よりおひたる人にゆるし申ごとく我   等おひ奉る事をゆるし給へと此心は我に   対して人よりうけらるゝちじよく又は   くはんたい以下をゆるすごと我く【注】等がでう 【注 「ゆるすごと我く等が」は「ゆるすごとく我等が」の誤。東京大学附属図書館蔵本を参照】 【ドチリナ・キリシタン 21コマ参照】

現代語訳

弟子 第四ヶ条には何事をお願い申し上げるべきでしょうか。 師 「日々の御養いを今日もお与えください」ということです。この心は、霊魂のために日々の御養いをお与えくださいとお願い申し上げることです。これはすなわち貴きエウカリスティア(聖体)の聖体拝領と恩寵、善きスピリトゥアル(霊的)賜物などのことです。また肉身の養いと命を保つために必要なほどのものをお与えくださいとお願い申し上げることです。 弟子 第五ヶ条には何事をお願い申し上げるべきでしょうか。 師 「我等に負い目ある人を我等が赦すごとく、我等の負い目をお赦しください」ということです。この心は、我に対して人から受ける屈辱または損害以下を赦すごとく、我等がデウス... 【注:「ゆるすごと我く等が」は「ゆるすごとく我等が」の誤。東京大学附属図書館蔵本を参照】 【ドチリナ・キリシタン 21コマ参照】

英語訳

Disciple: What should we petition for in the fourth article? Master: "Give us this day our daily bread." The meaning of this is that we petition for daily nourishment for the soul. This refers to the precious Eucharist's sacrament, grace, good spiritual gifts, and such things. We also petition that He give us what is necessary to nourish the body and sustain life. Disciple: What should we petition for in the fifth article? Master: "Forgive us our trespasses as we forgive those who trespass against us." The meaning of this is that just as we forgive the humiliation or harm and other wrongs that we receive from people toward us, so may our [sins against] Deus... [Note: "ゆるすごと我く等が" should be "ゆるすごとく我等が" according to the University of Tokyo Library manuscript] [Refer to Doctrina Christão, frame 21]