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翻刻
怒人はなか里けり上に而は左様之御吟味ふち
成候てけつて御加増沢山に被下た里け連者
下之者とも口を春ぼ免て古そ居た里ける也
又曰同廿八日には本丸之内に而板倉主水正自身
鑓を持て敵を待た里け連共敵出さりけ連は
勝負はなか里け連共ふ里一段見事な成と之
な不免た里
又曰石谷十蔵同廿八日には本丸之内へ参て先
手之衆ゟ先へ出見連は?火と鉄砲とに迷
惑して一揆ばらとも上へ下へと重里臥尓ふ
して死したる様に見へたる処へ参里かゝつ
た里け連は臥たる内に壱人おき上るを見て
鑓てつ幾死春之由聞及古連は手から之下へは
なけ連共与き事もあしき事もあ里之まゝに
書載るに与つて也十蔵事国々に而も世間に而
も評定しゐふ様は正月朔日に手負たるを
手から之様に沙汰いた春下知をもかい分は与き
様に国々方々へ大手柄之様に状に書遣は須觸
まい里け連共十蔵身に躰してはそ連を与きと
はいひかたし士卒は大将に与るものそと古ゟ