翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

外国漂流記 - 翻刻

外国漂流記 - ページ 11

ページ: 11

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もふけ家業(カギヤウ)を元として夫婦目出度命なからへ長き枕を並(ナラ)べ弐人 寝(ねル)様 にと帝王よりの勅定(チヨクヂヤウ)に以如斯枕の長短を定む也といふ 一 縁結(エンムス)びには菩提(ボダイ)所へ行和尚をたのみ縁組せんと思ふ男女を和尚の前に 召寄せ和尚の云に汝(なんじ)は其娘を妻(サイ)にするやと問男答て成程女房に 致度と云和尚又女に向ひアノ男を夫ㇳにいたし永くさかへんと思ふや如何 なるそと問女答て成程よふござりするといふ其時和尚然は寺の 本尊へ申上縁組せんと云て則 珠数(シユス)さら〳〵と押もんて何か唱(トナイ)事を して後に酒肴をいたし敷物敷て其上にて三ゝ九度の限に女の吞残し たる酒を男に呑(ノミ)せ男の呑(ノミ)残したるを女に呑せする事度々有て 是を婚礼の式(シキ)と定也其日は其事計にて双方内へ帰り夫れより振舞(フルマイ)有 ける是も小麦餅麦酒を振舞ふ事三日程有り 一人生て則他の人を親と定其人の名の頭文字と実親の名字と取合 是を名□□る也私とも宿 亭主(テイス)の名はヨコロイハノ市と云 一此国の娘ふらぢにしてみたら也しかし是を不構(カマワザル)は国也然る所婚礼 の夜い女に白き衣類を着せる也其翌朝両親女の衣類を見て血の付き あれは大きに悦び女の里の親元へ持参して云ける様は■々娘の育(ソダテ) 様のよきゆへ衣類へ血の付へたるとて双方の両親大きに悦ひ祝也 一夫ㇳを持て後不儀あれは是をゆるさず流罪行也 一夫婦之内夫ㇳ死れは其妻一生夫ㇳを不持男は妻死れは一生妻を不持 独身にてくらす也人生て妻を不持者は一生人の交(マチワ)り下人の類におも