翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

異国見聞記 - 翻刻

異国見聞記 - ページ 7

ページ: 7

翻刻

【右丁】 親をしたひ子を慕ひむせび泣居けるがはつへき【?】 事にあらねば互に勇めあひ酒壱丁取出し 五日はハ鮭抔をつくり又はたらの粕漬など 取出し飲食しけるこそ此世人名残りにて【とてヵ】大鼓 三味線取出し調ひ舞ふ有様武士の籠城叶 わずして討死するに異ならず勇み勇し■■【被候ヵ皆々ヵ皆同】也 一向嶋も地方も無し候へ共又々相談いたし斯大風に 【左丁】 四五日五沖へ吹流され迚も日本の地へは寄る事 あるまじ如何成る小き嶋にても兎の住ける 嶋にても苦しからば土のうへにて死すべきとて 夫ゟ袖先へ帆を巻上け中へは帆棟を立テ桁■■【は楫?椀板共?】 櫓三丁束ネ帆の切れを取合十三反ニ拵ヘ【候ヵ】■【ゆ?御?】帆に 巻風に任せて東をさして調り行又はやり 出し拵ヘ【候ヵ】兎や角とする程【「程」消して書き直し】に永村の外はやく