琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球奇譚 - 翻刻

琉球奇譚 - ページ 3

ページ: 3

翻刻

臨貞二(りんていじ)といへるもの。何(なに)くれと彼国(かしこ) の手(て)ぶりなど。親(した)しく語(かた)りたるを。 米山子(べいざんし)と等(とも)に兵庫(ひやうご)に遊歴(ゆうれき)せし 折(をり)から。聞(きゝ)たるまゝにかいしるして 置(おき)たりしを。此(こ)たび梓(あづさ)に ちりばめて。同志(どうし)のひとたちに 【柱題】りうきう序の一 見(み)を【せヵ】まゐらせ前【むヵ】とするものは 黒川(くろかは)の里人(さとびと) 浅■【嶺ヵ】庵作良 時は天保みつのとし 冬時雨月 壷輪楼高木書    

現代語訳

臨貞二という者から、あれこれと彼の国の様子などを親しく語られたことを、米山子と共に兵庫に遊歴した折に聞いたままに書き記して置いていたものを、このたび版木に彫って、同志の人たちに 【柱題】琉球序の一 お見せ申し上げようとするものは 黒川の里人 浅嶺庵作良 時は天保四年 冬十月 壷輪楼高木書

英語訳

A person named Rintei-ji intimately told us various things about the customs and mannerisms of that country. What I heard and recorded during my travels to Hyogo together with Beisan-shi, I have now had carved into woodblocks to present to like-minded people. [Column title] Ryukyu Preface, Part 1 What is being presented for your perusal is by A villager of Kurokawa Senrei-an Sakura Written in Tenpo 4 (1833) Winter, tenth month Written at Korinro by Takagi