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子頭之甲を着し大半月之腰指黒き馬に紋打
たる鞍置乗出候処に諸勢引色々見ゆる間真
先に進みて駈出んと春る時伊達遠江守秀宗
之使者梶田権兵衛与云者《割書:此所本書|落?在之》内膳正返
答に者神妙に被申人哉我は先駈を好に阿ら
須諸陣を廻見して先駈之下知春へきと
思ふ也汝は夫に扣て様子次第に仕連と云捨
松倉か陣所に断而有馬勢先陣を駈そ古
なひ候上は貴方は早々真先江被駈入候得与云
長門守申様今朝未明ゟ塀下へ着罷在候へ共
鉄炮厳鋪候而中々難乗込候只今我にも見合
罷在候間貴殿茂御見合被成可然事之由令返
答不退出候内膳正令腹立候而長州は此乱
之当人な連は諸陣与同様見合候事如何に候
後難茂笑止候間今日被精出諸軍を抽て被先
駈候事可然之由雖下知長門守敢而不進得候
夫ゟ内膳正は岸田三郎右衛門を使として有
馬兵部太輔方江遣し貴陣今朝之働き見
苦敷相見江候早々又被攻入候様に与被申遣候得
は兵部太輔返答に者迷惑成御使に候今朝