琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

中山伝信録物産考 地 - 翻刻

中山伝信録物産考 地 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

山丹《割書:和名琉球山ユリ|按此花甚竒品也》 菊《割書:按菊有_二数種_一此 ̄レ野菊 ̄ノ單瓣淡|紫花 ̄ノ者又有_二白花 ̄ノ者_一月令 ̄ニ云》  《割書:七月野菊秀 ̄ト是也》 寒菊《割書:按其花千瓣紅色|最可_二竒珍_一 ̄ス月令 ̄ニ十》   《割書:一月寒菊花 ̄サクト是也》 茉莉《割書:薩州方言モウリン花|蛮名セイリンガ》

現代語訳

山丹《和名は琉球山ユリ。考えるに、この花は甚だ奇品である》 菊《考えるに、菊には数種ある。これは野菊の単弁で淡紫花のものである。また白花のものもある。月令に云う「七月野菊秀ず」とはこれである》 寒菊《考えるに、その花は千弁で紅色、最も奇珍とすべきである。月令に「十一月寒菊花咲く」とはこれである》 茉莉《薩州の方言でモウリン花。蛮名はセイリンガ》