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料理山海郷 - 翻刻

料理山海郷 - ページ 66

ページ: 66

翻刻

湯煮していつれも塩して子にて身を漬る    鯛子籠 鯛えらわた鱗(うろこ)を去/腹(はら)はあけすして鮒(ふな) の子をよくつめい一切にしてうしほ煮    苦柚干 うどんのこに味噌よくすりて入むし浅 くさのりの上へ延(の)ばしこくちゟ/巻(まき)て切也    粟巻 餅粟を水に漬置あらめにうどんのこ 少しふりて右の粟をまんべんにならし まきてわらにて上をしめ蒸こぐち切    洗濯とうふ とうふ常(つね)のでんがくに切あぶり寒(かん)さらし 餅のこ付またあぶり候へはふくれる其上

現代語訳

湯煮していずれも塩をして、子(卵)で身を漬ける。 鯛子籠(たいこかご) 鯛のえら、わた、鱗を取り除く。腹は開かずに鮒の子をよく詰め、一切れにして潮煮する。 苦柚干(にがゆずぼし) うどん粉に味噌をよくすり混ぜて入れ、浅草海苔の上に延ばして、濃い口(醤油)で巻いて切る。 粟巻(あわまき) 餅粟を水に浸けて置き、荒布にうどん粉を少し振って、右の粟をまんべんなくならし、巻いて藁で上を締め、蒸して小口切りにする。 洗濯豆腐(せんたくとうふ) 豆腐を普通の田楽のように切り、炙って寒晒しの餅の粉をつけ、また炙ると膨れる。その上