翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理山海郷 - 翻刻

料理山海郷 - ページ 77

ページ: 77

翻刻

一/重(ぢう)〳〵にしほをふり漬かうし少し入るも よし上にわらをしきおしをかける也    早糠味噌 もち米のぬかよくふるひ豆のこ当分(たうぶん)に合 しほよきほと合さとう少し入さけにて入 用ほどづゝこねもちゆ    もやし菜 菜たねを水に漬おき黒ぼこを能ふるひ 下こやし日にほしもみ砕(くだ)き家鴨(あひる)の玉子 をつぶし灰(はい)にまぜ日にほし黒ほこにて 下地をならし菜種を蒔(まく)右の灰をまん べんに置白水をそゝぐ也    うるめかまほこ 生干(なまび)のうるめかしらほねを去すり物を つけやきうるめ共に喰(くふ)也やき加減/可(かんが)_レ考(ふべし)

現代語訳

重ねて塩をふりかけて漬け、香辛料を少し入れても良い。上に藁を敷いて重しをかける。    早糠味噌 もち米の糠をよく篩にかけ、豆麹を適量合わせ、塩を適量加え、砂糖を少し入れ、酒で必要な分だけこねて用いる。    もやし菜 菜種を水に浸けておき、黒土をよく篩にかける。下肥を日に干して揉み砕き、家鴨の卵を潰して灰に混ぜて日に干す。黒土で下地を整え、菜種を蒔き、右の灰を満遍なく置いて、清水を注ぐ。    潤目蒲鉾 生干しの潤目いわしの頭と骨を取り除き、すり身をつけて焼く。潤目と一緒に食べる。焼き加減をよく考えるべきである。