翻刻!料理本の世界

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会席しつほく趣向帳 - 翻刻

会席しつほく趣向帳 - ページ 30

ページ: 30

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【柱】   趣向帳  廿五 ○蚫てんがく《割書:しようゆやき|さんせう》     秋 ○鮭塩焼     ○鮎 いろ付焼 ○鰍塩焼《割書:山椒醤油を|   ひきて》 ○《割書:小鳥焼て|かまほこ》 取合     冬 ○酒煎鰤     ○鳩 やき鳥 ○《割書:雀 やき鳥|鰯》 取合 ○鮭《割書:白干|うすみそ焼》 ○鯔《割書:さんしやう|  みそやき》 右四季の献立は近世の会席よろしきを書集てしつほく になをし用ひけり惣して料理は其時々の見合肝要なり 如此同々にわかち記すといへとも前にもいふごとくあなかちに 此書になつむことなかれたとへは冬の物は皆あたゝめあたゝか なる中に一つつめたき物あるもおもしろき也此意味をよく〳〵 さとり給ふべし四季の菓類菜類菌茸■類何にても 貯へもの珍らしくつかふ事馳走なり然れとも珍らしきとて 名のしれぬ物時ならぬ物けいぶつとて遣ふも無礼なり時節 ならずといへとも地中にもとめて遣ふべしたとへは土筆は春也 これを冬つかふ事也余は是に准へしるべし    精進会席しつほく献立      正月 ○煎酒《割書:いちこもどき 岩たけ|あげ麩 防風 わさひ》 ○煎酒《割書:うと 木くらけ 椎茸|あけこんにやく わさび》 【柱】   趣向帳  廿六