翻刻
【柱】 趣向帳 廿九
伝に曰くわへ色付はゆでずに皮むき初より生醤油にて煮て
小口切也○かき芋はしよこにして庖丁にてよせかく也○銀なん
は火とりて用ゆ○巻和布はから和布をゆて■と酒ばかり
にて煮さて五寸程に切て豆腐をすり白胡麻を入能こして
それを薄く付て巻立わらにて結ひさつとゆで小口切なり
○ろくぜうは花かつをのことく削る也○川竹はしごくよくゆで
用る○さゐかちは能ゆて小口切なり○薦豆腐は大小好み次第
に切てこもにて巻ゆてる也○にしめ柚は柚の皮そのまゝ醤油
にて得と煮て扨打皮をすき取也○小紋?豆腐は黒のりを焼
細かにして豆腐をよく摺こして其中へかきませ布に包ゆでる
なり○八杯とうふは水七つ割け一つ入よく煮かへして醤油一つ也
三月
○煎酒《割書:そうめんとうふ 松露|岩たけ 三つ葉 くるみ》 ○煎酒《割書:長いも短冊 すりうと|あけゆは わさび》
○《割書:結かんひやう|葉せうが》生椎たけ ○酢味噌《割書:うと あさつき|つまみ麩》
煮物の部
○《割書:漬わらひ| くりのこ》 ○相楽和布 しよこ
○《割書:わらひ くるみ のこ|むすびかんひやう》
あへ物の部
○《割書:しゐたけ 白あへ|うと 青あへ》 ○《割書:茶がら 白あへ|こんにやく 青山椒あへ》
○《割書:むし栗 青あへ|ゆは しらあへ》
汁の部
【柱】 趣向帳 三十