翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

滑稽五穀太平記 2巻 - 翻刻

滑稽五穀太平記 2巻 - ページ 33

ページ: 33

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【右丁】 きゝと/人々(ひと〳〵)賞(しやう)し。/百薬(ひやく)の長(ちやう)を尊(たふ)とまかすば。/餅(もち)より/上座(すやうざ)/勿(もち) /論(ろん)なれども。/時々(ときどき)/生醼(なまゑひ)/出来(いでき)て/仕損(しそこなひ)あれば。/聖人狂薬(せいじんきやうやく)と/名(な) づけて/上世(はやく)より/戒(いましめ)給ふ。されども/醼(ゑひ)ての/過(とが)は/皆飲(みなのみ)たふれの /咎(とが)にして/酒(さけ)の/罪(つみ)ならずと/思(おも)いれ。/且(かつ)/此度(このたび)の/忠功(ちゆうこう)を/賞(しやう) し。/冷(ひや)の/煩惺々(かんしや〴〵)と/号(がう)して。/屠蘇(とそ)のはじめの/寿(ことぶき)より。 /寺子(てらこ)の/遊(あそ)ふ/天神講(てんじんこう)の。まつりことにあづかるべし。 /其余(そのよ)の/肴魚類(さかなきゆるゐ)ども。/青物(あおもの)/雑穀類(ざうこくるゐ)。/農具(のうぐ)/雑(ざつ) /具(ぐ)の/輩(もなゝ)は。/其程々(そのほど〳〵)に/随(したが)ひて。/花鍬(くわれい)を/願(ねが)はず。/質朴(しつぼく) 【左丁】 ふして/其穢(そのしよつく)をよくつとむべしと。/底(そこ)を/払(はら)つて/飯櫃(おはち)の/飯(めし)。 /残(のこ)るかたなま/勅宅(ちよくぢやう)に。あな/有(あり)がたの/御教旅(ごけうふ)やと。/皆(みな) /一同(いちどう)に/和睦(わぼく)して。/日天子(につてんし)をぞ/拝(はい)しける。/爰(こゝ)に/餅方(もちがた)にては /小豆大納権緑豆(あづきだいなごんゆへなり)が/功(こう)を/賞(しやう)し。/且(かつ)/白米新王(はくまいしんわう)を/俘(とりこ)にし たる/石臼語論五郎(いしうすごろごらう)を/重(おも)く/用(もち)ひ/確茶(しすちやうそ)の/上(うへ)に/立(たち)ければ /其名雷(そのならい)のごとくなりひだき/時(とき)めきけるが。/此和睦(このわぼく)の/後(のち)/忽眼(たちまちまなこ) /潰(つぶ)れて/盲臼(めくらうす)となりければ。こなた/驚(おどろ)き/時(とき)の/御士阿米(はりせあめ)の /煎餅(せんべい)に/占(うらな)はせけるに。/是(これ)は/白米新王(はくまいしんわう)をそまつにしたる