伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(十二・上) - 翻刻

藩翰譜(十二・上) - ページ 22

ページ: 22

翻刻

ほこりけん不思議のふるまひ多かりけり《場所:関か原》の軍 終てのち徳川殿《場所:近江国草津》の宿に至り給ひ洛中物 しつかならすと聞召狼藉をしつめられんかため正則等して 都にのほせらる正則か侍の使すとて跡にさかつて馳行に 《場所:日岡》の関すくるとて番の兵と 口論におよふ事ありしか おのか主に追つきて使の事終てのち身のいとま給り 引返してかの兵と戦ひ死せんとて事のやうを申次 正則馬□たてゝこれをきゝもつての外に気色損し やゝあつてのちあつこれ汝主の使なれはとて恥を忍 むて帰参り身の□給てのち大勢手むかひ戦ひて 死せんすとおもふ神妙の到也 正則思ふ子細有 我に したかつて来れとて 都に引くしかの侍をめして汝一是 死てんなと問ふ仰にやおよふへきとこたふよし〳〵 さらさらはそれにて腹きれ正則か身汝にかはりて徳川殿ゟ 彼関守らせられし伊奈か首とつて汝に手向んす物を とて首うちおとし伊奈図書かもとに贈り正則か 侍伊奈殿に恨/す(申)すへき事ありとてはらきりぬ 御実検のため 彼首を参らす 其心を得らるへう候と いふ伊奈其使に事のやうを聞我手の兵にとふにこそ かゝる事ありし事は 初てしつてそれ仰承りぬとて使