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コレクション: 十返舎一九

奇妙頂礼胎錫杖 : 3巻 - 翻刻

奇妙頂礼胎錫杖 : 3巻 - ページ 6

ページ: 6

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女のくわい たいし たる一月 めを仏書 にはしやく じやう#1の かたちと いふにちがひなく二月めには とつこ#2のかたちとなり 三月めにはさんこ#3と なり四月めには五こ#4と成 五 ̄ツ月めより人間のかたち となるふどうさまの 思ひ付にてこの しまへうへつけ給ふ 人間の なゑも その ことくに して 十月め はすのはの やうなはが でるとその 下より生るゝ なりぼさつたちは 田うへのごとく人の なへをこの島へうへ付給ふ 神さまのほうでも子だねを こしらへる事はよなべ しごとにする事なればほとけ たちもやぶんにうへ付け給ふ しかしかうしんのばんには此なへを うへる事をなせかいましめ給ふ 評に曰 〽ゐんやうがつたいして女のはらむ所 此しやくじやうなりほとけいかゞ して此しやくじやうをこしらへるや かてんゆかすそのうへ土へうづめて 人間のはへる事あるべきや此へん とうによつてさくしやとは           いわさぬそ 答て曰 〽ふとうめうわうしんごんひみつの 呪法によつてしやくじやうをこし らへ給ふ事人間のしる事にあらす そのうへほとけたちのほうべん 超絶(てうせつ)易?姓?【?】の仏力にて亜字(あじ) 功徳(くとく)地(ち)の土をこの島へとりよせ 我言(がこん)超世(てうせ)【?】の文をとなへてうへつけ 給ふ事なればむりやうじゆの 花実をむすひ帰 命(めう)の人たいを うけん事うたがひなし このほかは みな仏の ほうべん むやう なら せう事が    ねへ ふどうさまは はたけ中 を見 まはり さしづ して うへ付 させ 給ふ うへ 付 も いち どき だ から 十月 めには 島中か おきやァ 〳〵で やかまし   からふ 〽田うへうたの  かわりに御きやうを    となへて     うへつけ      給ふ