翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

南瓢記 - 翻刻

南瓢記 - ページ 15

ページ: 15

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【右側】 あり上官は何れへか被帰官人両人付添 是より諸事書付を以問答なしけり 久々船中に艱難を凌き凡九十日 目に此所に来り十六人共無事なるを 悦けりとかふする内時刻も七ツ下り にて下官人食事をなすへしとて茶碗に かゆをもり瓜茄子菜梅の漬物を添 難風にて漂ひ身も心も嘸つかれ 【左側】 有へしまつ今日はかゆを給へ候事 可然と書付を以丁寧にいたわり心を付 呉候故みな〳〵互に心落着翌廿二日よりは 喰(めし)《割書:但米は我国籾すりのことし至て風味あしく|只はら〳〵として米のあしはなし》菜は瓜 茄子梅菜せり竹子等の塩漬也魚は あかゑい沢山に有其外川魚多し 獣は猪平生食する也鳥は鴨(かも)鶏(にはとり)鶩(あひる)也 一度は塩漬の青物両度は魚鳥猪の