翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

南瓢記 - 翻刻

南瓢記 - ページ 16

ページ: 16

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【右側】 類料理に出し事之外深節に取扱 申事我国より何ほとゝいふ里数は 未限といへとも国政のよろしき所と見え もの事行届彼是此地に十二月十五日 まて逗留之内隣家に八十計の 翁あり日々杖をつき被来廿日計の なしみに海山情をのへ近々王城へ 至候はゝ早々本国へ帰帆の願を出へし 【左側】 と呉々申付此地出船の節抔は杖を つき一二町も送り来涙を流し わかれ帰りけり老人の心実互に 胸にせまりて折々申あへり 十二月十五日王城の官人并医者通 詞不残川舟に乗り《割書:但此間川舟上り也舟路|五日計也尤官人は王城ゟ被来》 《割書:候よし也逗留中|進達有之候趣なり》同船に乗入十二月廿日王城川口へ着にけり     風土