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翻刻
【右側】
綱《割書:土は|ぬらす》商人みせ両側に立続候事我国に少も
替事なし城下は二里四方程も在道筋警固
騎馬三人中官十人下官廿人雑兵駕こ
人足惣て六十人都合百人計十六人の者
不残かこにて行過に舟場より凡三十町
計之間見物人山のことく別て辻々は
押合群衆せり夫より王城の外郭より
六町計手前に着き則此所を旅宿
【左側】
被渡候所甚きれいに掃除いたし
間口三間計奥行七八間にて二階も
あり裏も広く殊に商人町故
賑成所也官人衆より料理方を
付られ給物夫々にしたゝめまつ
此所にて十六人とも少は安堵いたし
其夜は心落着しにや皆〳〵前後
わきまへす打臥けり其日ゟ下官