翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

南瓢記 - 翻刻

南瓢記 - ページ 6

ページ: 6

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【右側】 是非なく帆柱を切大風に汐浪は 逆巻上りめい〳〵かくこを極め 彼是する内に夜も明離れしか ます〳〵風は勢ひ強く又南風と なりはけしき事いはんかたなし 舟頭鎡【磁】石を以て方角を考へるまも とかく大風に吹廻され風下へ〳〵と 流より四日の九時には向ふに八丈か 【左側】 しまのことく成所を見付梶つかを 柱に立帆を上け綱を弐房表に仕懸 右の島を目当に心懸るといへ共 かせは次第に盛んに成汐浪逆立 島へとては寄付かたく夫よりは昼 夜のわかちもなく十六人の者共 命から〳〵運を天に任せいつくといふ あてともなく毎日〳〵吹風は戌亥と