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【右側】
みれは丑寅ふき巳午かとおもふ内に
未申へ吹廻し気力勢気もつかれはて
漸十月卅日朝五ッ頃より子丑風に吹直り
天気快晴になり風は鎮りしか霜月
二日まてに呑水をきらし一向咽の
うるほひなく飯を焼事は猶不出来
神仏へ祈願をなせと少つゝ風有計
雨とてはふらすせひなく生米をかみ
【左側】
日を送り暮す内咽よりはけむり
のことくの息出其せつなき事焦熱の
苦みもかくあらんと打寄て只泣き
かなしみ居たりしか七日まては
辛き命をつなきけり最早今日も
水なくては叶ひかたく其夜九時に
十六人とも髪を切太神宮へ立願の申上
雨乞祈候所御神の恵みにて明る八日