翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

南瓢記 - 翻刻

南瓢記 - ページ 7

ページ: 7

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【右側】 みれは丑寅ふき巳午かとおもふ内に 未申へ吹廻し気力勢気もつかれはて 漸十月卅日朝五ッ頃より子丑風に吹直り 天気快晴になり風は鎮りしか霜月 二日まてに呑水をきらし一向咽の うるほひなく飯を焼事は猶不出来 神仏へ祈願をなせと少つゝ風有計 雨とてはふらすせひなく生米をかみ 【左側】 日を送り暮す内咽よりはけむり のことくの息出其せつなき事焦熱の 苦みもかくあらんと打寄て只泣き かなしみ居たりしか七日まては 辛き命をつなきけり最早今日も 水なくては叶ひかたく其夜九時に 十六人とも髪を切太神宮へ立願の申上 雨乞祈候所御神の恵みにて明る八日