翻刻
【右丁】
雲八様
鰹扣仕やう
一 いかにもあたらしきかつほを皮をひき
ほねかしらをさり能くたゝきすり鉢
にて能くすり候て
一 塩かつほを一ツに三合ツヽ入申候
一 糀を鰹壱ツに八合かふしを右のうすにて
能くすり候て入申候
一 ゆずこを壱ツの内へ半分ほと入申候皮
計を五分程ツヽにし切入申候
【左丁】
一 右の分合てうを一ツにもろ白五合ねり合
申候時分は同しくは寒之内よろしく御座候
九十月之時分にても不苦候
片桐石見守様之酢の仕よふ
一 鮒をよく洗ひかしらをのき候てさて
をしきに塩を入うをの上下に付其後
黒米の飯にて常の如く仕込申候寒の内
漬申候か能く候
同鮎酢の仕やふ
一 鮎を能く洗ひにへ湯の中へあたまと