翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

無病延命記/飲食効毒 - 翻刻

無病延命記/飲食効毒 - ページ 16

ページ: 16

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あらん神国(しんこく)の土地(とち)に住内(すむうち)ハ元(もと)を知(しつ)て枝葉(ゑだは)をつたふ事/吉(よし) 五加(うこぎ)。苦温(にがくうん)肌肉(きにく)の風湿(ふうしつ)を去(さる) 鰻(うなぎ)?魚。甘平(あまくへい)五/痔瘡瘰(ぢかさのるい)に吉諸虫(よしもろ〱のむし)を殺(ころ)す併黒斑(しかしまだら)の 魚(うを)ハ大毒有腹白(だいどくありはらしろ)く小(ちいさ)き魚(うを)ハ効(かう)なし中成青(ちうなるあを)きすゞやか 成魚(なるうを)が味(あじ)も吉効(よしかう)も有孰(ありいづれ)も銀杏(ぎんなん)と同食(どうしよく)ハ無用猶又(むやうなをまた) 八ツ目鰻(めうなぎ)?魚/小児疳(せうにかん)の病(やまひ)と雀目(とりめ)に吉又疳(よしまたかん)の虫(むし)を殺(ころ)す 鶯(うぐひす)。甘温下焦(あまくうんげしやう)を温(あたゝ)め陽道(やうどう)を盛(さか)んにす ゐ 陰陽水(いんやうすい)。和平沸湯(わへいにへゆ)と井華水(せいくはすい)と半分(はんぶん)ヅゝ合(あい)す霍乱(くはくらん) 吐瀉(としや)に吉(よし)尤(もつとも)塩(しを)を入多(いれおゝ)く用(もちゆ)る時(とき)ハ食(しよく)の滞(とゞこふり)を吐(と)す の 鶎(のがん)。甘平虚人(あまくへいきよじん)を補(おぎな)ひ風痺(ふうひ)の気(き)を去(さる) お 温泉(おんせん)。日本(につほん)に涌出(わきいづ)る所(ところ)七十余ケ所有(しよあり)併有馬(しかしありま)がよし 其外色々名湯有(そのほかいろ〱めいたうあれ)ども病人(びやうにん)に応(おゝ)じ撰(ゑらむ)が吉(よし) 嗢青(おうせい)。微温(びうん)。歯(は)を堅(かた)む生(なま)にてもみ其汁虫(そのしるむし)のさしたる所(ところ)へ塗(ぬれ)バ毒(どく)を去(さる) く 栗(くり)。甘少鹹温(あまくすこししほはやくうん)。煑(に)るか灸(やき)て食(しよく)する時(とき)はハ気(き)を塞(ふさぐ)又小児(またせうに) に悪敷干(あしくほし)て食(しよく)すれば気(き)を下(くだ)し補益有(ほゑきあり)甲州(かうしう)より打栗(うちぐり) 出(いづ)る気(き)を塞事少(ふさぐことすくなし)又/生(なま)にて摺(すり)太白砂糖(たいはくさとう)を未(こ)にして合(あは)せ 寒晒(かんざらし)の団子(だんご)の衣(ころも)にして食(しよく)する時(とき)ハ気(き)を廻(めぐ)らし腸胃(てうゐ)を厚(あつく) す思邈(しはく)の書(しよ)に生(なま)にて喰(くら)へバ腰足叶(こしあしかな)ひ難(がた)きに益有(ゑきあり) 枸杞(くこ)。甘微(あまくび)苦涼(にがくすゞし)。五/労(らう)七/傷(しやう)を補(おぎな)ひ大明(たいめい)に曰(いはく)皮膚骨節風熱(ひふほねふしふうねつ)を消(けす) 烏芋(くろぐわい)。甘冷滑(あまくれいくはつ)。汪機(わうき)の書(しよ)に宿食(しゆくしよく)を消(け)し癪(しやく)を削(けづり)血淋(けつりん)下血消渇(げけつしやうかつ)に吉(よし) 葛(くず)。甘平(あまくへい)。熱(ねつ)を除胃(のぞきい)を開(ひら)き渇(かはき)を止(と)め二/便(べん)の不正(たゞしかざる)を止(と)む酒(しゆ) 毒(どく)を消(け)す然共(しかれども)生麩葛(しやうふくず)ハ其(その)効(かう)なく却(かへつ)て脾(ひ)を燥(かはか)す 【右ページ八行目左ルビー 井華 くみたてのみつ】 【左ページ二行目左ルビー 嗢青 はこべ】