翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

雲州三保関船乗無人島漂着記 - 翻刻

雲州三保関船乗無人島漂着記 - ページ 11

ページ: 11

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眉を立皆たはね髪に仕候清蔵着岸仕候節も 移【夥の誤記ヵ】敷見物に罷出是迄ケ様之ことも無之由に相聞申候 且亦無人島にて病死の者は皆火葬に致し候に付 此度■骨を取帰候処八丈島にて浄土宗門の 宗福寺へ葬り浦辺にて石塔の石を尋取差で候へは 住持より法名をあたへ相応の弔ひも致し呉申候 無人島にて着仕居候鳥の羽衣四つ着し帰候処御代官所へ 御取上に相成右之船共に来春上覧可有之旨にて 江戸に被召寄候趣に相聞申候無人しまにて釣取候魚 八島も随分居候処同所にてはサヽヲと申候由に御座候 一廻船問屋に被差置候内度々招岸肥前守様 御白砂え被召出御吟味有之十一月朔日赤坂 御屋舗え罷帰候処早速 若殿様 三助様 其外御部屋〳〵え被召出御噺申上品々拝領物 仕候 殿様御目通にても御噺申上候処無人島 にて洞穴を掘候節高さ三寸計の白き焼物にて 僧の形を致し数子を手に持し物を掘出則取帰候 に付入 御覧候処随分大切に所持可仕旨被仰付