翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐泊リ孫七物語 - 翻刻

唐泊リ孫七物語 - ページ 27

ページ: 27

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【右丁】 戌の二月初にまた〳〵弐人を舟にのせて此小き 湊をこき出す此舟にハ。としばいなる女弐人船 子七人都合十一人乗組て有也其方角の湊 々を見せなどして南をさして乗廻る此船 路(ジ) 何ほど有背しと考へ見るに凡三百余里計り往 て岸に着岡に上り其日一日路あゆませていり んかわといふ大なる人里に着けり此いりん川 と云所は前に大川有て此川筋之下はばんしやう 【左丁】 まはしと云所を過て流は海にでるとかや 此国の人は其長さ六尺余りに見へて耳に 穴有り真鍮をさけたり女は耳の輪二つさ げたるも有り髪は赤くちゞみ目の色薄 白し男は皆はだかにて腰の廻りに少し絹を まとい背中から胸もやうは雲龍或は唐師 子虎の類絵かきいれほくちとする腕も唐草 のもよふを書いれたり女は羅紗を着る髪は