翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐泊リ孫七物語 - 翻刻

唐泊リ孫七物語 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

【右丁】 有所をばんじやうまはしと言所也此人 家(イエ)は 南京 福(フク)列山東山西山など都て諸国の唐人 共黒坊に地をかりて大きに家を作り出 店(ミセ) して諸国の産物を商売するはんぜうの所 也家作能して皆瓦ふき也冨家多くして町 中大道に板を張往来の人土地をふまぬやう にして有紅毛人船其外国の舟も来り 数艘の船出入して賑はしき事言語■のへ 【左丁】 難し此川の幅三里程有て水勢早ふして 甚た源し川上へは数千里有る南天竺より流 出るかや扨此所の商人見世他所より借見世 したる家 千(セン)五百余 折(軒)と聞魚類青物の市場 有て諸品の問屋多し遊所も有り其衣類 日本にて見なれぬさま也都て此国の人皆 美れいにしてへいぜいの衣類迄も目をさま す計りなり当所の家数六万三千軒の余と